唏「あ゙ー」

聖「づがれだぁ〜」




時間も経ち練習も終わり掛けていた。

ほぼ試合に参加、というより勝ち続けていた風蘭。

体力も限界に達していた彼等は
その場に座り込んだり寝転がったりしていた。



跡「今日はここまでだ」

手「各自、ストレッチはしておけ」


「はい!!」




軽くダウンを終えると自分達の部屋へ戻り始める。

姿が見えなくなると未だに倒れている風蘭のもとへ
タオルとドリンクを持ってやって来る暁。

"お疲れ"と言い持って来た物を渡すと直ぐに去ろうとする。




誇「待てよ」


グイッ


暁「ちょっ!?」

誇「誰もいないんだ、別にいいだろ??」


聖「誇鶴だけずるいぞ!!」

睦・魁「そーだ、そーだ!!」

唏「馬鹿が3人」(笑

3人「馬鹿じゃない!!」

唏「誰もお前等が馬鹿とは言ってないだろ??」

3人「うっ・・・・・・」(汗


昴「あまり騒いでいると気付かれますよ」

彪「やっぱお前の喋り方、痒くなる」

昴「失礼ですよ??」(微笑

彪「・・・・・・・」(汗




戻ろうとする彼女の腕を掴むと抱き寄せる誇鶴。

それを見た聖と睦と魁は文句を言い出す。

若干1名、会話がずれていますが・・・・。


ま、それは置いといて
暁だけに聞こえるよう小声で話す誇鶴。




誇「お前、何考え込んでたんだ??」

暁「!?べ、別に・・・・・」


誇「練習中、ずっと上の空だったんだ何もなかった訳ないだろ??」

暁「ゔ・・・・・・」




まだギャーギャー騒いでいる彼等なんて気にせずそのまま話を続ける。

誤魔化そうとしてもやっぱり見透かされ素直に話す暁。




暁「ただ・・・・・嫌な予感がする」

誇「・・・・・・・・」

暁「何だか落ち着かなくて・・・・」

誇「・・・・心配すんなよ
俺等がついてんだ」




俯いていた顔を上げ、彼らを見渡す。

目が合えば笑顔を返してくれる。


それを見て安心した暁は先に戻ると言うと誇鶴は彼女を放す。

彼等はダウンをしてから自分達の部屋へ戻った。



 
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