そこへなかなか戻らない2人を探しに来た桃城と菊丸。


暁から藤胎を庇うように2人の間に葵と天根がいる。

その状況を見て把握したのか
暁の胸倉を掴み立たせる桃城。




桃「恵苺に何したんだ」

暁「別に」(笑

桃「テメェー!!」


暁「クスッ、そうやって直ぐ暴力??」

桃「うるせぇ!!」



ガタンッ



暁「っ!?」




暁は桃城を挑発する。

頭に血が上った桃城は暁を壁へ押しつける。

暴力沙汰はマズいと思った彼等は
慌てて桃城を落ち着かせようとする。

又もやそこらへ人が通り掛かる。




仁「お前さん達、何やっとるんじゃ??」

柳生「1人に対して多人数とは卑怯ですね」


「「・・・・・・・」」


唏「ほっんと卑怯だな」

藤「梛原、くん・・・・」


唏「うぜぇ」




涙声の上目遣いで唏伯椥に話しかける藤胎。

でも唏伯椥は頭を掻きながら興味なさそうにに言う。




唏「暁から手ぇ放せよ」

桃「お前、コイツの肩持つってのかよ!!」


唏「ンなことより手ぇ放せって」




唏伯椥の気迫に負けた桃城は仕方なく手を放すと
彼等は藤胎と一緒にこの場から離れる。

姿が見えなくなるのを確認すると暁のもとへ向かう。




柳生「大丈夫ですか??」

暁「あ、あぁ」


唏「おい、暁!?」



 
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