一方・・・・




彪「これからどーすんの」


誇「どーするつったってな??」

昴「向こうが仕掛けて来ない限りこっちは動けませんからね」


唏「この合宿で何かが起こるのは確実って事か」




203号室に集結する4人。(詳しい部屋割は後程)




誇「そー言えば彪」

彪「お??」

誇「六角に偵察行ったんだよな??」

彪「おぅ」

誇「部員の名簿か何かねぇーか??」




すると彪は残念と言う顔で首を横に振る。

誇鶴は何かを思い出そうとしているが何も浮かばず
胡坐をかいたままゴロンと後へ倒れ込む。




唏「何かあんの??」

誇「いや、別に・・・・
ただ気になる名前見たから」


昴「会えば分かる事ですよ」




彼等は彪が調べた資料に1度目を通していた。

大体の事を把握しておくために。

その中に気になる人物の名前があったのだ。


だが暁と同じように昴も"会えば分かる"と言って無駄に頭を使おうとしない。




彪「お前さぁ、季節変わりに口調変わんのやめろよ」

昴「ただの癖ですよ
何か文句でもあるんですか??」


彪「べ、別に・・・・・・」(汗




昴の口調が変なのは季節の変わり目だからとの事。

彼の家には昔から季節の変わり目になると訪問客が来る。

親宛の来訪者らしいが・・・・。

そのため昴は相手を敬うような口調になり
いつの間にか季節変わりになると口調が変わる癖がついていた。


彼等曰く、普段より余計に怖いらしい。




誇「ま、こーしてんのも何だし俺達も海に行こうぜ」

彪「そーだな」




そう言うと彼等は建物から外に出て海へ向うのだった。


やたらと突っ掛かって来る藤胎を気にせずはしゃぐ彼等。
(青学の視線が痛かったよぅ by聖)


そんな光景を楽しそうに部屋から眺ていた暁は
ベッドへダイビングすると眠りにつくのだった。



ほんの一時の間まで。



 
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