「「・・・・・スゲェー」」
殆ど一斉に声を出す彼等。
目の前には跡部の別荘だと言う建物がある。
が、到底別荘とは言えない寧ろホテルが建っているようなものだろう。
テニスコート付きでしかも近くには海が見えていて設備も整っている。
建物を見た後の彼等ははしゃぎ出す。(一部を除いて)
丸「海行こーぜ!!海!!」
切「ちょっ、先輩待って下さいよ〜」(汗
菊「凄く綺麗だにゃ〜」
聖「行っくぞー!!」
睦・魁「おー!!」
「「おいっ!!」」(小声
目的を忘れて海へ遊びに行く聖と睦月に魁。
そんな3人を引き止めようとする風欄の彼等。
でも3人の足の方が速く掴まえようにも掴まえられなかった。
跡「今後の事について話す
六角が此処へ着き次第練習を始める
それまでは自由だ
部屋の割り当てはピロティの掲示板に貼っておくから各自確認しとけ
以上だ」
それを聞くと海へ直行する者、部屋へ荷物を運ぶ者
その場に止(トド)まる者の3組に分かれた。
藤「ねぇねぇ、国光」
手「何だ??」
藤「私も行っていい??」
少し目をウルウルさせて上目遣いで彼を見る藤胎。
それを見て頬を赤らませながら"あぁ"と言う。
すると彼女は喜び彼に御礼を言うと暁の方へ近付いて来る。
藤「じゃぁ、中村さんも一緒に行こぅ??」
暁「いや、遠慮しとく(誰がテメェーと行くかよ)」
藤「どうして??」
暁「泳ぐのは苦手だからな」
藤「そっかぁ、残念だなぁ〜」
いや、全然そんな顔してませんよ
逆に"弱点見つけたかも"みたいな顔してるし
馬鹿じゃねぇーの
鼻で笑いながら思う暁に対して藤胎はというと
口が弧を描き弱点を見つけた嬉しさで笑いが出るのを堪えていた。
クスクス
いい事聞いちゃったVv
泳げないなんて意外だわ
でも丁度いいわ
彼等の前で恥をかかせてあげる(笑
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