緊張感のない彼等
―--
合同合宿。
到頭この日がやって来た。
誇「おい、起きろ!!」
暁「煩い〜・・・・Zz」
朝が苦手なご様子の暁。
そんな彼女を引っ張り起こす誇鶴。
ごく普通の朝の風景。
それにしても彼等に緊張感と言うものは無いのでしょうか。
欠伸をしながらゆっくりと起き上がる暁。
彪「相変わらず朝は弱ぇーのな」(笑
暁「出た、毒舌野郎」
彪「化けもんが出たみたいに言うなよ」
暁「つーか何で居るんだっけ??」
誇・彪「・・・・はぁ〜」(呆
暁「ちょっ、何で呆れるわけ!?」
余りにも暁がボケているので呆れる2人。
何故ここに彪がいるかと言うと・・・
―--昨日の夕方
『こんちは〜』
暁『はーい・・・・・って彪かよ』
魁『遅いぞぉ〜』
暁『その言い方ウザいからやめろ』
彪『俺も暁の意見に賛成だな』
魁『彪までそんな事言うなよぉ〜
俺、寂しい〜』
彪『魁、この世から消えたい??』(黒
魁『滅相もございません(汗
(彪、怖いよぅ(泣)』
暁『で、お前まで何しに来た??』
彪『泊りにきた』
暁『・・・・へ??』
彪『寮より泊った方が早いからな』
暁『あ、そっか
迎え来るんだっけか??』
魁『おぅ!!つーことで俺も泊らせて頂きま〜す』
はい、回想終わり。
暁「あ〜あ、そんな事言ってたな
で、魁のヤツは??」
誇「まだ寝てる」
彪「あと聖と睦月以外は起きてるけどな」(笑
暁「遠回しに馬鹿って言ってる??」
彪「言ってねぇーよ」(汗
暁の思考はこう解釈していた。
聖=魁=睦月=馬鹿なので
"馬鹿以外は起きてるけどな"と。
そして段々目が覚め始めた暁は2人を部屋から出し
着替えて支度を済まし一階へと降りる。
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