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体調不良

 




舞弥「あづい〜」(汗

静穏「溶けるぅ〜」







27.story
 合同練習の始まり








再試も無事終わり、今は6月の梅雨まっただ中の季節。

雨は降っていないもののジメジメした空気に、夏同様の気温。

体がだるく唸る彼女達。




妃奈鹿「大丈夫、こんな暑さで人間が溶けたりしないわ」

静穏「何、真面目に答えてんの」(汗


舞弥「妃奈鹿は熱くないのー??」

妃奈鹿「暑いわよ」



跡「おい、休んでねぇーで仕事しろ
それとも、練習に加わるか??」




今は放課後、部活動の時間。

ただ、この暑さの中、のんびりと日陰で涼しむマネージャー達。


もちろん、部員の祐季は汗だくになりながらも練習に励む。

そして、跡部の一言で彼女たちも動き出す。




パコーン


パサッ



祐季「ハァッ・・・・ハッ・・・」

忍「もうバテたん??」


祐季「まだまだっ」

忍「その割に、ネットが多いで」

祐季「煩い」




試合形式で忍足と練習をしていた祐季。

調子が悪いのか、相手側のコートに入らず
ネットに引っかかりなかなかポイントが取れずにいる。




宍「お前、大丈夫か??」


祐季「え??今、何か言った??」

宍「だから、大丈夫かって・・・」(汗


祐季「別に、問題ないけど??」


宍「なら、いいけど・・・」




普段と変わらない彼女。

でも、どことなく様子がおかしいと感じる宍戸。




鳳「宍戸さん、どうかしたんですか??」

宍「いや、別に」


鳳「それにしても、祐季体調悪そうですね」

宍「長太郎もそう思うか??」


鳳「俺の目は誤魔化せませんから」(黒笑




忍足との試合が途中だった祐季は、一息入れると直ぐにコートへ戻る。

すると、入れ違いで鳳がやってくる。

裏のある笑顔を向けられ愛想笑いをする宍戸だった。



周りも少しずつ、彼女の体調に気づき始める。


でも、それを隠すかのように彼女は、無理矢理体を動かしていた。



 
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