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消えた少女

 




静穏「はぁ〜あ〜」

舞弥「あ〜あ〜」


「「・・・・・・」」(汗







24.story
 ため息×強制参加×人探し







ヤル気のない溜息を態と吐く2人。

今日は土曜日にも関わらず朝から練習があり
跡部に叩き起こされ部活にやってきていた。

妃奈鹿と祐季はというと彼女達が起きた時には
既に起きていたのかベッドに姿はなかった。

跡部に聞いても朝から見ていないとのこと。


この間、話していたどこかへ出掛けたんだろうと考えていた。




静穏「本当に留守番かよ・・・」


舞弥「うちも行きたいー!!」

静穏「うちも行きたい!!」




やけくそに叫ぶ2人。

すると、跡部に手を動かすよう叱られていた。




宍「今日は随分とヤル気ないな」(汗

忍「跡部も大変やなぁ」(笑


鳳「それにしても妃奈鹿達どこ行ったんでしょうね??」




なかなか動かない彼女達を急かすよう指示する。

しつこく言われるので嫌々ながらも動き始める。

そして彼等は次の練習へと移る。


その頃・・・・




祐季「今頃、不貞腐れてるだろうな」(笑

妃奈鹿「連れて来ればよかったんじゃない??」

祐季「あいつ等連れてくると煩いからな」




神奈川にやって来ていた2人。

跡部や静穏達に気付かれないようこっそり出かける支度をして家を出た。

人目を気にしてか、舞弥を連れて行くと騒ぎそうなため、本当に置いてきていた。




妃奈鹿「でも、何で明日にしなかったの??」

祐季「日曜だと立海の奴等に会うこともないだろ??」




部活があると知りながらサボってでもここへ来た理由。

明日は日曜日のため、祐季達は部活も休み。

それは立海の彼等も同じだろうと考え、部活で自由が利かない時間帯であれば彼等に出会う確率も低くなるだろうと予想した為。

なるほどね、と妃奈鹿は納得する。




祐季「ほら、着いた」

妃奈鹿「・・・・・本当に、一緒ね」




そこで妃奈鹿が目にしたモノとは
一度祐季が確認していたモノ。




妃奈鹿「柊矢の・・・・お墓・・・」

祐季「・・・・・・・」




妃奈鹿は呟きながら墓石に触れる。


先に誰か来たのか花は真新しいものに換えられており彼女達は水をかけるだけ。

そして、ここへ来る途中に買った線香を供える。




妃奈鹿「でも、本当に柊矢とは限らないんじゃ・・・・」

祐季「分かってんよ
俺だって何でこんな事してんのか知りたいぐらい」(笑

妃奈鹿「祐季・・・・・」


祐季「でもさ、向こうと繋がってると思うと・・・・」

妃奈鹿「・・・・・・・」




"少しぐらい側に居たいじゃん??"



 
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