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彼≒大切な人

 




「着きましたよ」




彼に案内してもらった場所


そこは何度も来たことのある場所で

懐かしさを感じた







17.story
 懐かしい場所
   リムジンでお迎え







「それで確かめたいものとは何ですか??」

「ある人の墓」




先に進んで行くとまだ綺麗な墓が一つだけ、隅の方に建てられていた。


墓石には"丹栄家"という文字が刻まれていた。




「知り合い・・・・・ですか??」


「多分ね」




だって俺達はここの人間じゃない

ある筈が無いんだ

でも名前もこの場所も同じ・・・・・


それにここへ来た時、初めに見た空地の様に

この世界と自分達の世界が少しだけ繋がっている


そうとしか思えない




「柳生はさ、仁王に命令されてここに居る訳じゃないんだよな??」

「はい」



「なら、さっきの質問答えてもいいよ」

「・・・・・・」




改まって、一言ずつ丁寧に話をする。




「仁王は、私の・・・・・大切な人に似ている」




多分だけど、この墓の人

その人は"ニナカシュウヤ"と言って

漢字はこの石に彫られてる文字の"丹栄柊矢"と同じ


柊矢は・・・・・・・・・・










私が 殺したんだ




 
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