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静穏「祐季の様子はどう??」

妃奈鹿「大丈夫、心配無いわ
まぁ、・・・・事故のことは思い出さなかったけどね」

静穏「相変わらずか」

妃奈鹿「仕方ないわ
今日の出来事は過去と重なりすぎてたから、夢か何かと思ってるんじゃない??」


静穏「でも、その時の事は覚えてないんだろ??」

妃奈鹿「・・・・そうね」




2人の表情はどことなく悲しげな顔をしていた。




静穏「祐季の気持ちもわかるよ??
不要な記憶は消したいって思うからな・・・・・」


妃奈鹿「静穏・・・・」




手を強く握り締めながら話す。


すると2人の前方には祐季が立って居た。




祐季「何やってんだ??深刻な顔して」




そう言いながら微笑む祐季。

そして2人も祐季に釣られて微笑む。




静穏「何でもないって
つか、もう大丈夫なのか??」

祐季「まぁな
それと、もう直ぐ夕飯だってさ」


「「は〜い」」




そう返事をすると祐季に飛び付いた静穏。


その光景を物陰から見ていた仁王。




仁「本当に何も・・・覚えてないんじゃな・・・・」




そう呟くとホッとため息をする。

でも、どこ考え事をしている様子。




「よかった・・・・生きてて・・・・

ゴメン・・・・ね??」




仁「・・・・・・」




祐季が発した言葉が頭を過るが、今は彼女にその理由を聞く勇気はなかった。




――‐‐




あれから数時間後、夕食も食べ終わって各自の部屋に戻っていた。


祐季はもちろん妃奈鹿達の部屋。

しかも、すでに寝てしまっていた。




舞弥「祐季〜、祐季!!」

祐季「んー!!」


「「・・・・・・」」(汗




声を掛けても起きる気配が無いので、そのまま祐季の部屋に連れて行かれる。

目を覚ました時には叫び声が響いている事だろう。



 
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