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祐季の涙は拭き取られていた為
彼等からは何も問われずに済んだ。

怪我をして無いかどうかと言う事以外は・・・・。




切「本当に大丈夫なんスか??」(汗

仁「なんともなか」


真「ここに居ると邪魔になる」

跡「今日の練習もここまでだ
宿舎へ戻り次第、各自自由に過ごしてくれ」




目の前の状況を説明すると
丁度曲り角で近くには電柱があり、トラックはそこへ突込む形になっていた。

事故原因は飲酒運転だそうだ。




妃奈鹿「皆、先に帰っててね
宍戸、祐季頼むわね??」

宍「お、おう」




そう言うと宍戸は祐季を背中に乗せ合宿場まで運んでいく。

仁王は妃奈鹿をその場に引き留め、2人になると話を切り出す。




仁「祐季は・・・・どうしたんじゃ??」

妃奈鹿「事故に合いかけたんでしょ??」


仁「見ての通りじゃが、特にケガもなかった」

妃奈鹿「祐季に何かしたのかしら??」

仁「別に、危なかったから庇っただけじゃよ」


妃奈鹿「原因があるとすれば、アナタにあるのよ」


仁「??」




仁王を指さし、深刻な表情で伝える。




妃奈鹿「祐季に・・・・呼ばれたでしょ
なんて呼ばれたのかしら??」

仁「確か・・・"しゅうや"・・・・」


妃奈鹿「アナタがその"柊矢"と同じ行動をしたから記憶が混合したのよ」

仁「それじゃ・・・・」




言葉を詰まらせ、最後まで聞くことができなかった。

しばらくは沈黙が続く。

警察がトラックの処理をしているのを見ながら・・・・。



 
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