丸「なぁ、掛声出して行かねぇ??」

宍「それもそーだな
真ん中からな??」


「「せーの」」




歩幅が合わない者
まだ起きない者
段々コツを掴んで来た者それぞれだった。




妃奈鹿「皆行った事だしドリンクでも作ってくるわ」

「「行ってら〜」」


妃奈鹿「後よろしくね??」


舞弥「了解っ、任しといて〜」




そう言うと水道の方へと向かう。

残りの2人は暇そうに壁に凭れて座る。




静穏「祐季・・・・大丈夫かな」

舞弥「分かんないね・・・・」


静穏「こう言う時祐季って運悪いよね」

舞弥「だよねぇ〜」




そんな呑気な会話をしている頃こちらではクシャミをしていた。




祐季「ズズーッ」

仁「風邪か??」


祐季「違う」



仁「震えとるのに??」

祐季「別に寒くない」



仁「じゃぁ何で「別に、いいだろ」・・・・」




仁王の質問に素っ気無く返事を返す。

そして仁王の服を掴んでいる祐季の手は微かに震えていた。




仁「そんなに警戒せんでもよか」


祐季「俺に関わったって、俺はお前を傷つけるだけなんだけど」

仁「はっきり言うのぅ」


祐季「事実を言ったまでだ」

仁「そこまで言われると傷つくのぅ」




突き放すような言い方をするも、
祐季の言葉に苦笑混じりで返事を返す。


いつもなら、こんな言い方をすれば怒り反発してくるのに・・・・と、
いつもと違う反応に少し戸惑っていた。



 
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