宍「にしてもお前、強いんだな!!」

祐季「どーも」


鳳「お互いに本気、出してませんでしたよね??」

祐季「別に〜」




鳳に凝視され、今朝も見られていたことに気づいている祐季。

詮索されないよう、今ははぐらかすように返事をする。




向「あれで本気じゃないとか、本気になったらどうなるんだ??」

祐季「本気・・・・ねぇ??」

忍「なんか、意味深な言い方やな」

祐季「気にすんなって!!」

「「・・・・・・」」




明るく振舞っているが表情は何処となく寂しげに見えた。

理由は分からないが聞いてはいけない気がした彼等。



結局、跡部に指示されたように祐季はテニス部員に
妃奈鹿、舞弥、静穏はマネージャーをする事になった。


今日は勧誘したかっただけなのか、2人の試合が終わると特に練習はなく解散になった。

彼女達はさっさと着替えを済ませると、一目散に部室を出て行くのだった。




――‐‐




祐季「俺もマネージャーが良かったな〜」

妃奈鹿「知らないわよそんなこと」

祐季「冷たい奴」

妃奈鹿「自分が悪いんでしょ??」




それともバラしたいの??と付け加えて言う妃奈鹿。

祐季は即答で"嫌!!"と答える。




「何が嫌なんですか??」

祐季「なっ!!?」

妃奈鹿「別に何でもないわよ、鳳君
盗み聞きする何て最低よ??」(黒笑

鳳「盗み聞きなんてしていませんよ??
ただ、聞こえてきたんです」(黒笑


祐季「・・・・・(2人とも黒いよ)」(汗




2人の腹黒差に少し後退りする祐季。

人気を避け、さっさと帰っているのに何故か鳳が今ここに居る。

彼等よりも早く学校を出た筈なのに・・・・。



 
[32/189]

[*←前] [次→#]
[目次へ][しおりを挟む]

[back]
[top]