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――‐‐鳳side




俺は朝練の時女子テニスコートで彼女達を見た。



それは宍戸さんにサーブの練習に付き合ってもらってる時だった。

丁度フェンスに穴が開いている処にボールが通って
女子テニスコートの方へ転がって行ってしまった。


コートの方へ行くとボールを打つ音がした。

覗けば彼女達が居てテニスをしていた。




パコーン

パコーン



「・・・・、左!!」

「あいよ!・・・っ」


パァーン


「・・・・よ」


ドンッ



「〜〜・・・・が早過ぎ・・・!!」

「・・・、次・・・・〜」


パァンッ


「っ!?・・・ツイスト打つなら・・・・・・・・ね」

「・・・・返すだろ??」(笑


「・・・まえよ」(笑




途切れ途切れにしか聞こえない会話。

彼が打ったツイストは青学の越前より速くて
それに今まで見て来た中で4人のフォームが一番綺麗だと思った。



するとなかなか帰らない俺を探しに来た宍戸さんの声で我に戻る。

もう少し見て居たい気持ちも有ったが練習に戻る事にした。



その時妃奈鹿と目が合った気がした。




先「・・・・、・・・!鳳!!」

「えっ、あ、はい!!」


先「話聞いてたか??」


「いいえ・・・・」

「何考えてたんだよ」(笑


「鳳君の頭の中はテニスで一杯なのよ。」(笑

先「ほら、そこ、鳳を茶化すな」


「「は〜い」」

先「次からちゃんと聞いとけ」

「分かりました」(汗




全く先生の話なんか耳に入って来ていなかった。

ただ4人の事が気になって・・・・・。




 
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