静穏「こんなので本当に信じてくれんの??」
忍「だって俺等と初対面やろ??
せやのにフルネーム知っとるとか有り得へんからな」
静穏「そー言われてみればそーだな」
舞弥「納得納得〜♪」
警戒心も解けたのか、彼女達のことを受け入れ始める彼等。
名前の言い間違えがなかったことに一安心し、胸をなでおろす妃奈鹿。
次に自分たちの自己紹介をする。
「改めて、俺は雨沢祐季」
「私は風莱妃奈鹿よろしくね」
「うちは鈴仲舞弥です!!よろしくぅ〜」
「うちは菊弛静穏、よろしく」
自己紹介が終わった時には、もう空は茜色に染まっていた。
宍「この後、どーずんだ??」
鳳「止まるところは決まっているんですか??」
「「あ!?」」(汗
妃奈鹿「忘れてたわ」(汗
祐季「逃げるのに必死だったからな」(笑
静穏「じゃぁさ・・・・」
この世界に来たはいいが、これからのことを考えていなかった。
静穏は言葉を発しながら、跡部へと目線を移す。
それにつられて、3人も彼へと目線を移すが・・・・
祐季「それだけは絶対になしだ」
妃奈鹿「でも、これからのことを考えると、それしかないわよ??」
跡「なぜ、俺様を見る??」
静穏「うち等のこと拾っても養ってくれそーじゃん」(笑
鳳「どうしてそう思うんですか??」
「「金持ちだから」」
「「(そんなことまで知ってんのか)」」(汗
どこまで情報を持っているのか、恐ろしくなった彼等は、
彼女達には逆らわないでいようと決意した日だった。
この後、半分強制的に跡部の家へ着いていくことになった4人。
祐季は反対していたが、最終的には渋々納得した。
そして今は跡部の家の門の前。
舞弥「ワァーオ、景ちゃんの家も大きいのねん」
跡「その呼び方はやめろ!!」
舞弥「じゃぁ、べっちゃんは??」
バシーンッ
舞弥「・・・・・・」(死
祐季「普通に呼べ、普通に」
跡「・・・・・・」(汗
跡部のことを変な呼び方で呼ぶ舞弥をハリセンで殴り倒す祐季。
気絶中の舞弥を引きずりながら、跡部の家の中に入る。
すると使用人(?)の人達が出迎えてくれた。
跡部は4人のことを上手く話していた。
部屋は祐季以外は同じ部屋。
祐季が女ってことは知らないし、
祐季自信も男装したまま過ごすそうです。
何時かはバレると知っていながら・・・・。
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