―--翌朝




静穏「舞弥ー、ささっと起きな」

舞弥「あと、10分〜Zzz」


静穏「1時間ぐらいは起きないな
で、祐季は??」

妃奈鹿「多分、まだ動けそうにないわ」

静穏「ストレス、溜まってんだよ」




あれから、今朝まで目覚めることはなかった祐季。

彼女の部屋に行くと痛みで目覚めたのかご機嫌斜めだったらしい。




コンコン ガチャ



妃奈鹿「祐季、大丈夫」

祐季「・・・・・・痛い」


静穏「顔が死んでる」(笑

祐季「うっせー」




だるい体を無理矢理起こし動かない体を引きずって妃奈鹿達の部屋まで来ていた。

部屋に入ると、一目散にベットへ倒れこむ。




静穏「こんな体で、練習出来んの??」

妃奈鹿「無理に決まってるでしょ」

祐季「薬飲んだから大丈夫
俺も、行くからなっ!!」


跡「駄目だ」


「「跡部!?」」




ノックもなしに部屋の扉が開くとそこには準備を済ませた跡部の姿があった。

彼の言葉に反発するように駄々をこね始める祐季。




祐季「絶対っイヤ!!俺も行く!!」


跡「病人が何言ってやがる」

祐季「病人じゃねぇーし」

跡「拗ねても駄目だ」




強い口調で言い張るも、跡部に家に残るよう指示される。

何度言っても聞き入れてもらえず、最後の手段に上目遣いで一言伝える。




祐季「跡部は・・・・俺を一人でここに居させる気??」

跡「っ!?」(汗


静穏「(負けたな)」

妃奈鹿「(負けたわね)」


舞弥「ん〜・・・・Zzz」




2人のやり取りの声量でもいまだに起きずにいる舞弥だった。




跡「チッ・・・・仕方ねぇ」


祐季「さすが、跡部様Vv」


跡「お前、・・・わざとだな」(怒




痛みを抑えながらも喜ぶ祐季。

演技だとわかった途端、外出を許したことに後悔する。


ただ、来るなら練習に加わるよう強制する跡部。


嫌々ながらも、気のない返事を返す彼女だった。



 
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