―--教室
舞弥「・・・・・、出来た!!」
祐季「違うっ!!」
舞弥「そんな即答しなくても・・・・」(泣
祐季「同じ問題を二度も間違えるからだ!!」
追試に向けて勉強中の舞弥。
教える側の祐季は彼女の物覚えの悪さに頭を抑えながら解説していた。
祐季「ちゃんと理解してんのか??」
舞弥「イェス、ボス!!」
祐季「嘘付くな」
敬礼しながら答えるが、すぐに嘘だとバレる。
舞弥「だって・・・・・」
祐季「分かった、分かった
理解できるまで教えてやるから」
涙目になりながら、祐季に
こうして、部活が終わるまでの時間舞弥の勉強に付きっきりの祐季だった。
今回は大人しく勉強に集中していた舞弥も何時間も頭を使っていたため帰る頃にはフラフラ状態。
今日は切りのいいところで一旦勉強は終わり。
だって周りが騒がしいから。
静穏「早く帰ろー」
向「まだ終わんねぇーの??」
忍「今日も疲れたわ〜」
数分前に部活を終えてこの教室にやってきた彼等。
入って来るなり"まだ??"の一言。
その一言で2人の集中力も切れたので今日はこのまま帰るらしい。
妃奈鹿「お疲れ様」
祐季「つーか俺、向日に何時まで睨まれるんだろ??」
妃奈鹿「自業自得よ」
祐季「からかったら面白そうなことになりそうだったんだもん」(笑
悪戯っぽく笑う祐季。
そんな彼女に呆れてため息を吐く妃奈鹿。
妃奈鹿「好奇心旺盛なのはいいけど程々にね」
祐季「はいはい
それと妃奈鹿、ちゃんと気付いてるか??」
妃奈鹿「え??」
祐季「ま、気づいてないならいいけど」(笑
妃奈鹿「ちょっ、何それ??」
今度は妃奈鹿をからかう祐季。
しつこく聞いても教えてくれず諦める妃奈鹿。
そんな中、今度は向日とは別の視線を感じ取っていた祐季はクスクスと笑っていた。
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