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涙目になりながら探している舞弥とは裏腹に
祐季と静穏はのんきに笑っていた。




忍「で、自分等は探したん??」

「「まだ」」


跡「フン、他人の心配より自分の心配でもしたらどうだ??」

祐季「何、この上から目線」

向「跡部のやつ、いっつもトップだからな」

鳳「だから見なくても余裕なんですよ」

祐季「・・・・・・・なんかムカツク」



宍「つーかさ、朝から妙な視線感じるんだけど・・・・・」

忍「祐季、何かしたんとちゃう??」



バン、バンッ



「「・・・・・・・」」(汗




学校へ着いた早々に舞弥に言われたことと同じことを言われ頭に来た祐季。

すると、どこからともなく出てきたエアガンを構えると無言で忍足に撃つ。

そんな彼も彼女の殺気を感じとったのか上手く避けていた。




忍「う、撃つなら撃つって言いや
当たったら危ないやろ!?」


祐季「チッ」

忍「(今、舌打ちした!?)」

静穏「クスクス(舞弥より扱い悪)」(笑




いつも舞弥には"撃たれたい??"などといった一言があるものの
彼に対してはそれがなく彼女よりも扱いが悪いと感じた静穏だった。

ま、祐季は変態が嫌いだからね。


俺は変態とちゃう!!(by忍足)


そうこうしていると妃奈鹿が自分の名前を
見つけたのか祐季達の所へ戻ってくる。




妃奈鹿「名前、あったわよ
あと、注目浴びてる理由も分かったわ」

祐季「で、何位だった??」

妃奈鹿「私と祐季はいつも通り
静穏は13位ですって」

静穏「マジで!?」

祐季「良かったな」




妃奈鹿が嬉しそうに言うと静穏もつられて声を少し張り上げる。

いつもは中の上ぐらいなのだが今回は出来が良かったらしい。

一応、彼女達は一度中学を卒業しているからだろう。




向「あのさ、いつも通りって??」

妃奈鹿「満点ってことよ」

「「!!?」」


妃奈鹿「因みに跡部君、が3位ですって」(笑

忍「へぇ〜、いつもトップの跡部がなぁ」


跡「・・・・・・・・」


静穏「なるほど、跡部の順位が落ちたからか」

祐季「じゃ、アホ部の所為で見られてたんだな」(笑

跡「誰がアホだ!!」(怒


忍「まぁまぁ」(苦笑




そう言いながら不機嫌な跡部の背を押し教室へ連れて行く忍足。

その後ろからついて行く祐季達。

名前探しに必死な舞弥を引きずって。



 
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