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一方では・・・・・




静穏「まだ終わらないのかぁー!!」

宍「何叫んでんだよ」

向「まだ機嫌悪いのか??」(笑


静穏「だってさぁ〜もう昼過ぎなんだよ
2人が帰ってこないなんておかしいじゃん!!」

跡「知るかよ」


日「もう2時過ぎてますけどね」




今日は朝からの1日練習のため、昼食をとった後も練習をする彼等。

部活が終わらないことと2人が帰ってこないことに不機嫌になる静穏。


そんな時、ボール拾いをしていた舞弥が携帯画面を見ながら静穏のもとへやってくる。




舞弥「静穏ー、祐季からメール来たよ〜」

静穏「マジで!?何て来た??」


舞弥「後20分もすれば学校に着くって」

静穏「何だ、もう帰ってきたのかぁ〜」

忍「自分、行く気満々やったやろ??」

静穏「もち」(笑




メールが来なければ部活を抜けてでも神奈川へ行きそうだった静穏。

でも、2人が帰って来るという報告を聞いただけで元気になる彼女達。




跡「おい、サボってねぇーで練習しろ」

「「はーい」」

跡「後20分、真面目にやれば今日の練習は終わりにしてやる」

舞弥「流石ベー様、気が利くぅ〜」


静穏「どーせ、跡部だって"あいつ"のことが心配だったくせに」(笑

跡「(ギクッ)う、うるせー!!」(汗




メールの内容を聞き、練習時間を早めに切り上げることにした跡部。

静穏のやる気の無さをどうにも出来ないというのもあるが
彼も静穏の言う"あいつ"のことが気になっていたのだ。




静穏「そんなこと言ってていーのか??
あいつが"女"って知ってんの跡部だけじゃないから」(ボソ

跡「っ!?」




"あいつ"とは、もちろん祐季のこと。

静穏の発言に対して強がった(?)口振りをする彼。

すると追い討ちをかけるように祐季の秘密を知っている人は跡部だけでないことを耳打ちする。


その後の彼は調子が悪く少々ミスが目立っていた。

そんな彼の様子を静穏は楽しそうに見ていた。



 
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