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「あれ、祐季じゃない??」
「また来ているのか??」
「おーい!!」
呼び声に気付くとボールを叩きつけて止めると声の方へ振り向く。
祐季「ハァ・・・・ハァ・・・今何時だよ!?」
柳「もう、12時を回っている」
祐季「な!?」
あまりにも夢中になりすぎ時間の事なんてすっかり忘れていた祐季。
そろそろ部活の時間なのか次々に彼等はやって来た。
祐季「昼前には帰るつったろ??
何で教えてくれなかったんだよ」
切「ま、いいじゃないっスか」(笑
仁「今日もサボりか??」
祐季「別に・・・・・
(こいつだけには会いたくなかった)」
昼前に帰りたかった理由は彼に会いたくなかったから。
柳生「また雨沢さん1人で来たんですか??」
祐季「いや・・・・・」
丸「そーいえば、妃奈鹿居ねぇーな」
ジャ「妃奈鹿も来ているのか??」
辺りを見渡しても彼女の姿はなく名前を読んでみても返事は返ってこない。
そう遠くへは行ってないだろうと、一旦ジャージを切原に返すため部室で着替える。
祐季「切原、あんがとな!!
洗って返せないのは悪いけど・・・・」
切「そんなこといいっスよ!!
(うはっ、祐季の穿いたジャージ・・・・)」
仁「おい赤也、顔がニヤけとるぞ」(笑
切「い、いや、べべ別に疾しい事なんて考えてないっスからね!!」(汗
祐季「何やってんの??」
切「な、何でもないっスよ」(汗
首を傾げ"?"を浮かべる祐季。
仁王にからかわれる切原だが彼女には気付かれずホッと一安心。(笑
妃奈鹿を探すため、彼等にもお願いする。
というよりも・・・・・
祐季「お前等も妃奈鹿探すの手伝えよ」
ジャ「命令形かよ」
命令口調で言うのに対し、鋭い突っ込みを入れてくれるジャッカル。(ぇ
素直にお願いできるような性格ではないからね。
祐季「1人で校内探すと時間掛かるだろ??」
幸「そうだね
俺達も妃奈鹿を探そう」
この広い学校を1人で探すのは困難だと言い
幸村も賛成したことで彼等も総出で校内を探す。
全員が同じ場所を探しても意味がないので
柳・ジャッカル・丸井・幸村・柳生と
祐季・切原・真田・仁王の二手に分かれた。
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