丸「ちょうど4人だからダブルスやんねぇ??」

切「それ、いーっスね!!」


祐季「えぇ〜」

柳「まぁ、そう言うな」


祐季「じゃ、グッパーしよーぜ」




こうして丸井・祐季ペア、柳・切原ペアに決まった。

セルフジャッジで試合を始め妃奈鹿はベンチで観戦中。



そこへ立海生徒らしき女子3人組がコートを眺めていた。




女子1「ねぇねぇ、あれ丸井君じゃない!?」

女子2「あ、柳君も居る!!」


女子3「私達、今日はついてるね〜Vv」


女子2「でもあの子見たことないよ??」

女子1「かっこいいんだからいいじゃない」




そんな声を遠くの方で聞き取っていた妃奈鹿。(←地獄耳ですから)

他の部活の子達だろうか大きな鞄を肩から掛けていた。


この子達も氷帝で言うここのファンクラブなのかキャッキャッと黄色い声が飛んでくる。

そんな声も気にせず試合(?)に集中する彼等。




女子2「あそこに居る女、誰??

女子3「てゆーか、何で一緒に居る訳??


女子1「しかも馴れ馴れしいんだけど




妃奈鹿の存在に気付くと彼女を睨みながらこそこそと愚痴っていた。




女子2「いい事思いついた!!」




2人に耳打ちすると彼女達は一旦その場を離れた。

それを不思議そうに見ていた妃奈鹿。


祐季達は試合を終えまだ時間があるので
ペアを変えてもう1試合やろうとの事。

まだ体力もあるのでそのまま続けて試合をする。


妃奈鹿に危機が迫っていることなんて知らず。




妃奈鹿「祐季ガンバ〜」


祐季「っあ!!」

丸「重っ!?」




力を込めて打ち返す。

その球を丸井がとるも、対応しきれずネットにかけてしまう。




切「どこにそんな力残ってんスか??」(汗

祐季「まだまだいけるぜ!!」


柳「フッ、赤也はもうバテたのか??」

切「冗談じゃないっスよ」

丸「俺だってまだまだ!!」


妃奈鹿「クスクス」




まだまだ力を有り余らしていた祐季。

柳によって挑発された切原は覚醒までは行かなくても先程よりも力を出す。

そしてまたサーブから始まりラリーが続く。


あんなに嫌がっていたにも関わらず楽しそうにする祐季。

その様子を笑ましく見ていた妃奈鹿。


でも・・・・・




妃奈鹿「んっ!!?」

「大人しくしないと・・・・・」



 
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