×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




 




妃奈鹿「クスクス、そんなにあの2人が気になるの??」

忍「!?べ、別に・・・・・」

舞弥「ん??どーしたのオッシー、顔赤いよ??」


忍「何でもあらへん」(汗

妃奈鹿「ま、祐季本人に聞いてみるといいわ
素直に教えてくれる、かもね」(笑

舞弥「何を教えるの??」

妃奈鹿「舞弥は知らなくていい事よ」




"練習頑張って"と最後に付け加え、しつこく聞いてくる舞弥を連れてマネの仕事に戻る。

ベンチへ戻ると祐季に話し掛ける妃奈鹿。




妃奈鹿「で、祐季」

祐季「ちょ、"で"って何だよ"で"って
いきなり振るな!!」(汗




2人が戻ってくると"お帰り"と声を掛ける静穏。

急に話を振られた祐季は多少焦っていた。




妃奈鹿「週末の話よ
本当に行くつもり??」


祐季「まぁな」




週末、神奈川まで行こうとしている祐季。

以前に彼等の前で倒れたこともあり心配する妃奈鹿。


"もう倒れたりしねぇーから"という言葉に説得力もなく
1人では行かせられないと感じた妃奈鹿も"一緒に行くから"と念を押した。




舞弥「何々??どっか行くの!?」

妃奈鹿「舞弥はお留守番」


舞弥「えぇー!!
うちも行くぅ〜う」




どこへ行くかも聞こえていないのに
出かけるということに過剰に反応する舞弥。


駄々をこねる舞弥をハリセンで殴り倒し黙らせる祐季。




妃奈鹿「と言うワケで静穏、子守よろしく」

静穏「はぁ!?」




濡らしたタオルを目の上に乗せベンチで横になっていた静穏。

話は全部聞こえていたので妃奈鹿の言葉に驚き起き上がる。

その為、乗せていたタオルはずり落ちた。




祐季「おーい、固まってんぞー、見えてるか〜??」




固まる静穏の目の前で手を降る祐季。

少しは回復してきたのか祐季と目を合わせた。




静穏「何でうちも留守番??」

祐季「いや、何となく」


跡「おい、喋る元気があるなら練習に加われ」

祐季「うわぁ!?」




話の途中だったが、引っ張られコートまで連れていかれる。

"無理ぃ〜!!"と言ってジタバタさせ抵抗するも
容赦の無い跡部は強制的に練習に参加させる。


段々といつもの雰囲気に戻り始める彼女達。

彼等の感じていた違和感も薄れ、気にならなくなっていた。



 
[151/189]

[*←前] [次→#]
[目次へ][しおりを挟む]

[back]
[top]