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部活が始まり、今は練習試合中。

コートには宍戸と祐季が入っている。


本調子ではないのか練習に集中できていない祐季。




宍「動きが鈍くなってるぜ!!」

祐季「っ!!」




甘いコースに打ち返したため祐季には厳しいコースが返ってくる。

対応しきれていないのかバランスを崩しながらも
ボールを宍戸がいるコートへなんとか打ち返す。

が、そのボールは彼のコートへは入らずアウトとなる。




祐季「ハァッ・・・・ハァッ・・・・」

宍「祐季、大丈夫か??」

祐季「あ、あぁ・・・・」


跡「10分も経ってねぇのに肩で息してりゃ世話ねぇーぜ」(笑

祐季「煩い」




今ので試合が終わったのか跡部と入れ替わるように彼女はベンチへ向かうと座り込む。

そこへドリンクを持った妃奈鹿と静穏がやってくる。




妃奈鹿「どうぞ」

祐季「サンキュー」


静穏「随分と顔色悪いけど大丈夫??」


祐季「まぁ、なんとか」




息が整わないのか未だに肩で息をする祐季。


その様子をじっと見ていた宍戸と跡部。




宍「祐季の奴、変だった」

跡「この前からおかしいだろ」

宍「そーじゃなくて・・・・何つーんだろ」


「心ここに在らずって感じやな」

「「忍足!?」」




どーも、とでも言うように彼等のコートへやって来る。

先ほど、試合を終えた向日と一緒に。




忍「あれは動いて疲れたんとちゃう感じやな」

向「じゃ、何だっていうんだよ??」


跡「精神的な疲れ、か・・・・・」

忍「多分そうやろうな」




"よく分かるよな"と向日が言うと
"何となくや"と相方から返事が返ってくる。

彼女を見ながら話していると
その視線に気付いた静穏がやってくる。



 
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