――--放課後




祐季「あーあ、疲れたぁ」



伸びをした後首をポキポキと鳴らす。

それに続いて静穏、妃奈鹿も欠伸をする。

舞弥はというと、げんなりしていた。




舞弥「頭割れそう・・・・」

妃奈鹿「こんな事で頭が割れるなんて有り得ないわよ」




頭を押さえながら言う舞弥に追討ちを掛けるように祐季のハリセンでバシッと叩く妃奈鹿。




舞弥「さ、細胞が死ぬぅ〜」(泣

妃奈鹿「もう死んだ後よ」




サラッと言い流してその場を去る。




鳳「ご機嫌ななめって感じですね」

祐季「いつもの事だ」


宍「いつもの事って??」

祐季「あいつ、テスト中になるとすげー機嫌悪いんだよ」


忍「何でなん??」

静穏「祐季にテストで負けた事まだ根に持ってんだって」




口元を綻(ホコロ)ばせながらそう静穏が解説する。

だが祐季はそれを否定する。




祐季「それ、違うから
満点取れなかったからだろ??」

日「満点って・・・いつも取ってるんですか??」


祐季「ほぼ毎回な」

舞弥「嫌味に聞えるんですけどぉ〜」

祐季「妃奈鹿の前で言ってみろ??呪われるぞ」(笑

舞弥「はぅ!!?」




からかいながら言う祐季、それを聞いて汗だくになる舞弥。

静穏も2人につられて笑う。


彼女達があんな会話を普通にしているので、彼等は少し引き気味で話を聞いていた。



 
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