「あーもー!!わかんない〜!!」
言いながら仰向けに寝そべる舞弥。
勉強は始めた頃から少ししか進んでいなかった。
舞弥「4×8=36??
78÷6=12??
6×3=24??
56÷4=16??」
静穏「いや、全部間違えてるから」(汗
「・・・・・・・」(汗
こんな調子で数学と言うよりは算数を教えている。
日「舞弥の頭の中はどうなってるんですか??」
舞弥「さぁ〜??」
何故か疑問系で答える舞弥に呆れたように溜め息を吐く日吉。
彼等は彼等でたんたんと勉強を進めているのだが
舞弥の一言で集中力がキレたのかペンの動きが止る。
そして彼等は彼女をいじる。
向「あいつって昔からあぁなのか??」
静穏「どう言う意味??」
日「馬鹿なのかって言いたいんですよね」
向「ま、まぁそうだけど・・・・」
静穏「あ、そー言うこと
まぁ・・・・馬鹿ではなかったな」
「え・・・??」
静穏「昔はもっと大人しかったような・・・・」
静穏の近くに居た彼等は耳を疑うように彼女の話を聞いていた。
静穏「そんなに驚くことか??」
日「今の状況からしてそんな想像出来ませんよ」
静穏「ま、そーだよな」(汗
苦笑しながら言う静穏。
未だに言い合いをしている舞弥達だが、銃声音とともに静かになる。
祐季「ギャーギャー煩ぇーんだよ!!
黙ってやれねぇーのか!?」
一斉に首を横に振る。
だって銃口向けられてるんですよ!!
しかも祐季から殺気が・・・・。
舞弥「だって祐季が教えてくんなきゃわかんない〜」
祐季「知るか」
縋り付くように祐季に頼む舞弥だがあっさり流されてしまう。
こんな日常がテスト前まで続くのだった。
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