パコーン


パコーン


パサッ




「休憩入りま〜す」




ボールがネットを越えず音を立てて落ちると同時に休憩が入る。

ドリンクを手に取ると喉を鳴らしながら飲み干す。

そして額から流れる汗をタオルで拭く。




宍「祐季の奴まだ来てねぇーの??」

舞弥「まだ課題やってるかもねぇ〜」(笑


妃奈鹿「あんたと頭が違うんだからとっくに終わってるわよ」

舞弥「ヒドッ!!静穏〜、妃奈鹿が苛める〜」


静穏「そんなの知らないし」

舞弥「なっ!?酷いよぅ〜」(泣

(↑本日2回目)




何となく今日の舞弥の扱いが一段と酷いです。

ま、そこはスルーして




妃奈鹿「跡部君、祐季と同じクラスでしょ??
多分寝てると思うから起こして来て??」

跡「何で俺様が「いいわよね??(黒笑」あ、あぁ」(汗




言われた通り(半分脅し)祐季を起こしに行く羽目になる跡部。

そんな彼を遠い目で見送る静穏。

相変わらず何も気付いていない舞弥は彼等と戯(タワム)れている。




鳳「どうして跡部さんなんですか??」

妃奈鹿「別に理由なんて無いわよ
あーいう性格をパシらせるのが好きなだけよ」(笑


鳳「そうですよね」




言ってる事が怖いですよ!?

しかも意気投合してるし・・・・(汗



教室に着いた跡部はガラッと勢い良くドアを開けると
祐季に八つ当りするかのように荒々しく名前を呼ぶ。

でも彼は唸るだけで全く起きる気配がない。




跡「たく・・・・どれだけ寝れば気が済むんだ??」




机に置いてある課題のプリントを見ながら呟く。

それは綺麗に埋まっており空欄一つも無かった。




跡「おい祐季、起きろ!!祐季!!」



 
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