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跡「さっさと乗れ」

祐季「うっせーな、今乗ろうとしてんだろ(怒

じゃ、またな柳生」




そう言ってこの場から離れて行く。

車内では口喧嘩が絶えず外まで聞えてきた。

車が見えなくなるのを確認すると、彼の名前を呼ぶ。




柳生「そろそろ出て来てはどうですか、仁王君??」

仁「プリッ」


柳生「いつから居たんですか??」

仁「さぁ〜のぅ」

柳生「あまり付き纏(まと)わない方がいいのでは??
嫌われても知りませんよ」


仁「それは困るのぅ」

柳生「少しふざけてません??」


仁「ピヨッ」




はぁーと溜め息を吐く柳生。

相方の声はふざけて言っているのに表情は苦笑を浮かべていたのだ。




仁「何であいつは俺を嫌うんじゃ・・・・」




事故とは関係なく合宿の始まりから拒まれた

その理由が知りたい


分かったことは彼女の過去の出来事くらい


コイツに聞けば何か知っとるかもしれんと思ったが・・・・




柳生「・・・・・嫌っている訳ではないのでは??」


仁「え・・・・」




柳生はそう言い仁王を置いて帰って行く。




仁「言い逃げとは卑怯ナリ・・・」




ポケットから出した携帯を開いて時間を確認すると、また街中へと歩いて行く。



 
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