「やっぱりヤバいっスよ」
「つーか何で俺までついて行かなきゃなんねぇーんだよ」
「声がデカいなりよ」
「お前が居なきゃ見つかった時困るだろぃ??」
「だからどー言う意味なんだよ!?」
「先輩!!声がデカいんスよ!!」
祐季「お前等さぁ〜、何してんの??」
「「(ギクッ)・・・・・」」(汗
後をつかれているのに気付いていた祐季。
物陰に隠れて居るのが切原、桑原、仁王、丸井の4人である。
敢えて彼女の質問に答えず無言でいるとターッと走り出す。
切「あ!?逃げた!!」
丸「ジャッカルの所為だからな!!」
桑「はぁ??俺の所為かよ」
仁「追わんでいいのか??」
「「あっ!!」」
言い合いをしている内に彼等の前にはもう彼女の姿は無かった。
切「つまんねぇーの」
丸「俺等も帰ろうぜぃ」
言いながら暇そうに帰る。
合宿が終わって何もする事が無いのだろう。
祐季を追いかければ何か面白いことでも起こりそうと考えていた丸井達だった。
その頃、逃げ切った祐季はというと、携帯の画面を見ながら何かを探していた。
祐季「・・・・・・・・・・・・・迷った??」(汗
方向音痴では無い祐季でも知らない土地となると迷うのも当然。
携帯の画面には写メった手書きの地図が写っている。
しゃがみ込んでその画面と睨めっこをしていた。
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