越「ハア・・・・ハアッ・・・
あんた・・・強過ぎッ・・」
大きく息を吐きながらゴロンと横になる越前。
祐季「どーも
でもまぁ、俺から3ゲーム取っただけ凄いよ」
鳳「強い・・・・ですね」
宍「凄過ぎだろ・・・」
越「祐季先輩、質問あるんスけど」
祐季「何??」
越「本当はダブルス出来「ないからね(黒笑」・・・・」(汗
言い掛けてる途中で即答する祐季。
宍「何でそこまで隠すんだ??」
鳳「そうですよ
あんなに上手いのに」
祐季「だってシングルもダブルも完璧に出来るなんて羨ましいじゃん??
そーゆーので昔、妬まれたことあったから」
苦笑混じりで話す祐季の表情はとても悲しそうだった。
その表情も鳳の"皆で軽く打ちませんか??"の一言で無邪気な笑顔を見せる。
鳳「宍戸さん、顔赤いですよ」
宍「んなことねぇーって!!」(汗
祐季「いや、赤いぞ
妃奈鹿みたいに熱でも出たか??
それとも・・・・」
ボソッ
宍「!!?っ〜・・・・///」
宍戸の耳元に小声で言うと先程よりも顔は赤くなり耳までも赤くなる。
はぁ〜と気の抜けた様に座り込み頭を抱える。
反則だろ!?あれは・・・・
心臓バクバクいってるし(汗
静かにしろ!!
ブツブツと言っている彼をまだですか??と鳳に呼ばれて我に返る。
向こう側、つまり越前と祐季が居るコートでは
クスクスと笑ってる彼女がいたのだ。
祐季「(可愛いヤツ、冗談で言ったのに)」
"俺に惚れた??"
動揺しているためかボールはネットに掛かり今日はそこまでとなった。
宍戸の顔は数分の間、火照ったままだった。
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