×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




 




不「何が大丈夫なの??」


祐季「別に、何でもない」

不「そう言われると気になるんだけど??」

仁「・・・・・」


祐季「たまに・・・・他人の過去の記憶を、夢で見るって聞いたことがある」




2人は祐季の話を無言のまま聞く。




祐季「・・・・ある人の大切な人が、ある人の・・・・私の目の前で死んでしまう
そんな夢をよく見るんだって」

不「!?」




口調を変えて話を続ける。

すると不二は目を見開き、驚きを隠せずにいた。

祐季の話と目の前に居る彼が女の子であるという事に。




祐季「何に驚いてんの??」

不「いや、君が女の子だとは思わなかったから・・・」

祐季「別に"男だ"とは一言も言ってないからな」

仁「立海は皆知っとるがな」(笑




このことは黙ってるようお願いすると仁王を連れて練習へと戻る。

妃奈鹿のことは不二に任せて。


部屋に残る不二は、流した涙の跡をそっと撫でていた。




――‐‐




コートへ戻ると舞弥に飛び付かれる。

練習の手を止め、集合する彼等。




舞弥「祐季、遅い!!」

祐季「うっせーな」


幸「で、彼女の様子はどうなんだい??」

祐季「特に問題はない
今、寝てるから騒ぎに行くなよ??」




妃奈鹿が心配なのか、練習を抜け出していこうとする。

彼等の行動を見抜く祐季は、青筋を立てながら笑顔で忠告する。


殺気を感じ取った静穏は彼等をサボらせまいと練習を進める。




静穏「祐季帰って来たから次のメニュー行くぞ〜」




彼等は只管にメニューをこなす。

今日の練習も終わりが近付く。

彼女達も何事もなかったように練習をこなしていた。



 
[98/189]

[*←前] [次→#]
[目次へ][しおりを挟む]

[back]
[top]