祐季「・・・・・・あの〜
俺、練習戻れつったよね??」(怒
仁「プリッ」
不「君だけじゃ不安だからね」(ニコ
祐季「(この腹黒人間め)」
不「何か言ったかい??」(黒笑
祐季「べ、別に」(汗
恐るべしブラック不二。
部屋に着くと妃奈鹿をベッドに寝かし直ぐ部屋を出る祐季。
熱さまシートを取りに行くため。
妃奈鹿の事よろしくと言って2人に任せる。
不「それにしても随分うなされてるね」
不二は側にあったタオルを手に取ると彼女の額の汗を拭く。
妃奈鹿「・・・祐季ッ・・・・
・・・・・じゃ・・・・ダ・・メ・・・」
「「??」」
妃奈鹿が発した声は小さくあまり聞き取れなかったため
彼女の口元辺りに耳を傾ける2人。
しかし、祐季と何度も呼び、その言葉は聞き直せなかった。
布団の中から手を出し近くにある不二の手を掴もうとする。
が、それは後ろからやってきた手を掴む形になった。
仁「随分早かったのぅ」
祐季「そーか??
・・・・妃奈鹿、俺はここに居るよ
俺は大丈夫だから」
祐季が優しく耳元でささやくと妃奈鹿の表情は穏やかになる。
握っていた彼女の手を布団へと戻すとおでこにシートを貼ってやる。
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