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やっぱり先程の彼等と同じように
一気に飲み干すと水道場へと直行する。




菊「今思ったんだけどさ、何で合宿に来てまで乾汁飲まされんの??」


静穏「そんなの罰ゲーム無しの練習なんて面白くないじゃん」




静穏の発言に冷や汗をかく菊丸に周囲の人達だった。

案外腹黒だったり・・・・・。




――‐‐




その頃、部屋に連れられた妃奈鹿は、祐季をベッドへ横にさせる。




妃奈鹿「今日は、機嫌いいね??」

祐季「いーれすよぉ〜」


妃奈鹿「どうして??」


祐季「だって・・・・・柊ちゃんに会えたんだよ??」

妃奈鹿「そっか・・・・・」




そう呟くと、沈黙が続く。

しばらくすると、先ほどの明るい上機嫌な話し方ではなく、声を震わせ寂しそうに喋る。




祐季「・・・・・・ねぇ、妃奈鹿ちゃん
でも、どうしてあそこに・・・・柊ちゃんが居たの??」

妃奈鹿「見間違いよ、お酒の飲みすぎ」

祐季「見間違い・・・・??ホントーに??」


妃奈鹿「本当よ」


祐季「・・・・・・・・」




妃奈鹿が答えると、酔いからか眠りについていた。

寝言で謝罪の言葉を吐きながら、目尻から涙を流していた。




妃奈鹿「悪戯するんじゃなかったわね

謝らなくても、柊矢は貴女を恨んでないわ」




お酒入りのドリンクを飲ませたことを少し後悔していた。


コートで抱き付かれた際に見た表情は、今にも泣きだしそうな顔をしていた。

話を聞いて、情緒不安定になる祐季の心情を理解した妃奈鹿。


涙をやさしくふき取り頭を撫でてやると
安心したのか表情が和らぎ寝息を立てて眠る。



 
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