今日も君の背中を見つめながら、ベンチでマネージャーの仕事
明るくて、笑顔がとても綺麗な君…
どうしたら、君の傍に居られるのだろうか……

「なまえ、また天馬を見てたでしょ?」
「なまえは本当に天馬が好きだよな〜〜♪」
「恋する乙女…素敵♪((パシャッ☆」

そう言ってきたのは、同じ学年で親友の空野葵ちゃん。僕はそーちゃんと呼んでいる
(空野だから、そーちゃんって呼んでるだけです;;)
とても明るくて、相談にのってくれたりのったりと、僕はそーちゃんが大好き♪
あとの2人は、瀬戸水鳥先輩と山菜茜先輩。この二人は普通に名前で呼んでます!!
水鳥先輩は僕の憧れの先輩で、頼りになります!!!
茜先輩は、見てる方も幸せオーラになるような、とても可愛い先輩です♪

「なまえ、もういっその事告白してみたら?」
「だから、僕はただ傍に居たいだけだって…」
「これが恋だよ!!!」
「よく分かりません……」

それに、天馬君の好きな人は知ってる……
だって直接本人から聞いたから…
天馬君の好きな人はそーちゃん。昔から一緒に居るうちに、好きになっていったらしい
そーちゃんはモテモテだから分かる気がする
そーちゃんと違って僕は見た目地味だし、あまり笑わないし…
僕とそーちゃんでは正反対な存在

「そーちゃんの好きな人は誰?」
「私?私はまだいないよ!!でも、剣城君が少し気になるかな…でもやっぱり、天馬がほっとけないかも((苦笑」
「相変わらず優しいね、そーちゃん」
「なまえの方が優しいよ…見た目は真面目っ子だけど、笑顔がとても可愛くて、一緒に居ると楽しいんだ((ニコッ」

やっぱり僕はそーちゃんが大好き
いつも僕の傍に居てくれる、大切な親友…

「…僕、気持ちを伝えてみようかな」
「その意気だ、なまえ!!」
「なまえちゃん、ファイト♪」
「もしダメだったら、私が慰めてあげるからね!!」
「うん。振られる覚悟で行ってきます((ニコッ」

そう言って、僕は一人でストレッチをしている天馬君の方へ向かった

「天馬君…」
「あ、みょうじ!どうしたの?」
「大事な話があるんだ…良いかな?」
「!!……うん、良いよ」

僕は大きく息を吸い、話始めた

「最初ね、サッカーの何処が面白いんだろうって思ってたんだ…」
「うん…」
「でもね、天馬君のサッカーを見る度に…サッカーが好きになっていったんだ」
「うん」
「僕がサッカーを好きになれたのは、天馬君のお陰だよ。ありがとう!!」
「こっちこそ、サッカーを好きになってくれて…ありがとう((ニコッ」
「僕、気づいたんだ……君をずっと見てた時から感じていた気持ちを…」
「気持ち?」
「うん……僕は松風天馬君、君が好きです!!!」
「!!!……ごめん、俺…」
「知ってるよ、君の返事は。だから言わせて…これからも、君を見てても良いかな?」
「もちろんだよ、なまえ!!!」
「!!…っありがとう、天馬!!((ニコッ」

やっと言えた、僕の気持ち……

「練習を始めるぞ、天馬!!」
「あ、はい!!じゃあまたね、なまえ!!!」
「うん、頑張ってね…天馬」

タタタタッ

「ありがとう…ありがとう、天馬っ((ポロポロッ」

これからは、『友達』として君を見続けるよ…







[あなたに好きと伝えたくて]


(うわぁ――――んっ!!!)
(頑張ったね、なまえ((ギュウッ)
(なまえ、お前は可愛いんだから次の恋が必ず来るはずだぜ!!)
(きっと新しい花、咲くよ♪)
(3人共っ……グスッ、大好きです!!!)
(((私も!!/あたしもだ!!/私もだよ♪)))
〜END〜

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