貴方と一つになれないのなら







好きだ、好きだ…
その気持ちだけで俺は…








唇をそっと離すと、照れて真っ赤になった姫の顔。付き合いだしてから、もう何度したか分からないくらいキスをしているのに、未だに姫は頬を紅く染める。その様が可愛らしくて口元を緩めれば、少し怒った顔で俺を睨み付けてくる姫が可愛くて、俺はぎゅっと姫を抱きしめた。

「なぁ、俺はどんな事があっても姫を守るから…だから、ずっと俺の傍に居ろよ?」
「…一樹会長が守ってくれなかったとしても、私は一樹会長の傍を離れるような事はしません」

ふわり、姫が微笑めば周りの空気でさえも、優しく穏やかなものに感じられる。姫が居れば、俺はなんだって出来る。怖いことなんて何もない…そう思わせて止まない姫への想い。
いくら伝えても、それは伝わり切る事はないのだろう。溢れて、溢れて…底を見ることなどないこの気持ち。

「もう一度キスしたい」
「……んっ」

答えは聞かない。ダメと言われても納得出来そうにないから。姫から伝わるその熱に魅せられて、鼓動を早めて荒くなる呼吸。

「っふ…ぁ」

姫の口から時折漏れるその吐息が耳に心地良い。ただ唇を合わせるだけのこの好意が、こんなに満たされる事だと気付かせてくれたのは彼女。



「このまま…姫と一つになって溶けてしまえば良いのに…」



そんな感情さえ浮かんでしまうその行為に、俺の理性はぷつりと音を立て、決して溶け合って交わり合うことのない情事の為に、姫の身体をゆっくりと押し倒した。











(そんな滑稽な世界で紡ぐ
キミへの愛の言葉)

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相互お礼で、私の大好きな菊たんへっ!
後輩…だと思う、うん…
でもそれっぽい描写ないねごめんね。
とにかく甘く!を目指したら、なんだかやらしい雰囲気に…

良かったら貰って下さい〜っ!
これからもよろしくお願いします…*


20120216




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