◆ 132話の感想
19:12 Nov 20, 2020
私がその事実を知ったのは、2020年9月5日。
午前0時、9月5日に日付が変わってほんの数分後のこと。
Happy birthday 2020 のはずが、まさか訃報を聞くことになるとは、思ってもいませんでした。
ショックで悲しいですが、とにかく「お疲れさまでした」と、言ってあげたいです。

「疲れた…… 」と肩を落としていたシーンがとっても印象的で、ハンジさんが肩の荷を下ろすのは、死ぬ時なんだろうなぁ…… と思っていました。
楽になってほしいと思う反面、やっぱりハンジさんが死んじゃうのはとても悲しいです。

本当はもっと早い時期に“死んじゃうんじゃないか?”と思っていたんですが、思いの外長生きしているので「もしかして、これは、最後までイケるんじゃ…… ?」なんて、油断していた矢先の出来事でした。

132話の最後のシーン、エルヴィンたちが迎えに来てくれたシーン、あのシーンの描写ががあってくれた事が、せめてもの救いです。
“進撃の巨人”というマンガの世界観的には、あのシーンは「ナシだろ」とも思うんです。
今までに誰が死んでも、ああいった“死後の世界”的な描写はなかったので、とても違和感を感じました。
いや、あのシーン自体はすごく好きなんですよ?「みんなに会えて良かったね、ハンジさん」って、思うんですけどね。
前に、諫山先生が「ハンジはあんまり好きなキャラじゃない」って、言っていたんですが、長年書き続けているうちに、少しは情が湧いたのかな?って思いました。
今までに死んでいった人たちと比べると、明らかに、特別扱いのように見えるので。
進撃の世界観的には「ナシだろ」って思うけど、ハンジさん好きの私としては「みんなに会えて良かったね、ハンジさん」です。

あと、気になったのは、ピークちゃんとハンジさん。
実は前々から「何か、ピークちゃんとハンジさんってお似合いじゃない?」と、秘かに思っていました。
126話の「歯磨きとかしないの?」「失礼ですよ女性に対して」のやり取りとか、129話で負傷したピークちゃんを抱えるハンジさんとか……
いや、実はすっごいジェラシーメラメラなんですけどね(笑)
132話にもハンジさんがピークちゃんに気があるんじゃないか?と思わせるようなセリフがありました。
そして、盛大にフラれたので「今 最高にかっこつけたい気分」なんじゃないのかな?って思うのです。
いや、めっちゃジェラシー
なんだけどねっっ!!(怒)


はっ!取り乱しました、すみません m(_ _)m

まぁ、でも「今 最高にかっこつけたい気分」と言ったのは、リヴァイに自分を引き留めさせないための言い訳と言うか、それにこじつけて言ったんでしょうね。きっと。

いやいや、何はともあれ、ハンジさんを男として描写してくれる事、それ自体には大賛成です。
でも、キャラとくっつくのは嫌なんです。
ワガママだけど。

そして、単身、超大型巨人の群に勇ましく挑んでいったハンジさんは、やっぱりとってもカッコ良かったです(涙)炎に包まれて、体が燃えても、たった1人で、最期まで諦めずに、立ち向かっていった。
ただの時間稼ぎなんです。飛行艇が飛び立つまでの、ただの時間稼ぎ。
力尽きて、炎に包まれたまま落下していくハンジさんの姿に、もう、涙が止まりませんでした。
でも、やっぱり、とっても、とってもカッコ良かったです。
見事な死に様でした。
改めて、惚れ直しました。
何度読み返しても、何度も何度も泣いちゃうんですけどね。

あともう1つ。
超大型巨人と戦うシーンのハンジさん、眼鏡なんですよね。
ゴーグルはおそらく飛行艇に置いてあると思われます。
そのゴーグルの行方が、とっても気になります。
あのゴーグルが誰かの手に渡るのか…… ?そんな描写が、この先あるといいんですけどね。
それにちなんで、眼鏡だったから100%の力を出しきれてなかったんじゃないかな?って思いました。だっていつも、壁外調査とか、戦いの場ではゴーグルしてたから。ゴーグル装着してたら死ななかったかも!とか、思ったりもします。(←それは絶対にない^^;)

なんにせよ、ハンジさん、長い間、お疲れさまでした。団長になってからのハンジさんは、本当に大変だったと思います。
若者たちは全然言うこと聞いてくれないし……
ゆっくり休んでくださいね。ハンジさん。
RIP with LOVE

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