◆ 最終話の感想 その4
02:28 Apr 10, 2021
ものすごく、長くなってしまってすみません。
そろそろ終わると思います。m(_ _)m

私が一番書きたかったこと。

アルミンとエレンが溶岩の川やオーロラを見て、海に行って……
“やっぱり死にたくない”と言うエレンに“他の道がないか探そう”と言うアルミン。
エレンが言います“オレは、許されるわけがないだろう”と。

そして、また場所が変わり、見開きの“地ならしが通りすぎた後の場所”のページ。

そうです。
ここはたぶん、ハンジさんが死んだ場所。(たぶん)

“森は殆ど消滅して”という台詞のコマに注目してください。

踏み潰された人の残骸らしきもの。
歯が散らばっています。上の方に髪の毛も。

よく見ると、髪の毛の中にメガネらしきモノが、見えませんか?
ちょうど“虫が”という文字の左上に、メガネっぽいモノがあるんです。

これ、ハンジさんじゃないでしょうか?

この時点でアルミンは“数時間後にハンジさんが地ならしに踏み潰されて死んでしまう”という事実を、当然知らないです。知るよしもないんですが……

でも、未来が見えているエレンは、知っているはずです。ハンジさんが、地ならしによって死ぬことを。

それを踏まえた上で、もう一度このシーンを読み返してみます。

「オレと同じでみんな死にたくなかったはずだ

そう思って読み返してみると、このエレンの台詞、ハンジさんに向けて言っているようにも聞こえます。

正確に言うと、エレンは“地ならしで犠牲になった全ての人”に対して言っているんですが、“その中にハンジさんも含まれていることを、エレンは知っていた”という事になります。

なので、ハンジさんに会いに来たんじゃないかな?と、思うんです。
私の勝手な想像ですが……

マーレから帰ってきてからというもの、エレンはほとんど言葉を発す事無く、常にクールに振る舞ってきました。

ただ、一度だけ、感情を露にした事があります。

「つまりハンジさん、あなたに何が出来るって言うんですか?」と、静かに言います。

次に、ハンジさんの胸ぐらを掴み「他に方法があったなら教えて下さいよ!!」と、感情を露にして大きな声をあげ、今にも巨人化するんじゃないかと思うほどの剣幕で、ハンジさんに食って掛かりました。

ここは、エレンの本音の部分だったんじゃないかな?って、思います。

そして、その事に対しハンジさんは「エレンに何の解決策も希望や未来を示せなかった私の無力さを」と、自分を責めています。

この辺の掛け合いが、何とも言えず、切ないですね。

ハンジさんはいつもそうです。

他人を否定しないんです。

ジャンがセントラルの一等地を選びそうになった時も「ジャンの言う通り」と。

フロックの死に際も「君が正しいよ」と。

自分にひどいことをした相手に対しても、決して否定しないんです。

そして、いつも、責めるのは自分ばかり。

そんなハンジさんが、大好きでたまらないです。

重責に負われ「疲れた…… 」と、肩を落としていたハンジさんを、ギュッと抱き締めて癒してあげたいです!(*^-^*)

ハンジさん語りを始めると、私も、本当に朝になってしまうので、今日はここら辺でやめておきます!また明日!

“最終話の感想”は、まだ続きます!
たぶん、次が最後になるかな σ(^▽^;)

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