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 平気なふりをして、受け入れた。拒否する選択肢なんてないけれど、怖れて引いてしまえば貴方は私の前から消えてしまうだろう。
 しかし、涙は流れていく。貴方は私の頬を指で拭う。
「苦しいかい?」
「いいえ、嬉しいのです」
 苦しいのに、私はまた嘘をつく。貴方を繋ぎ止める術がこの行為というのなら、私は喜んで受け入れる。

 私に溺れて。
 願わくば、共に沈んでしまおう。


02/05 09:34
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