more...

ベッドに横たわる少年の傍らで、男は煙草の煙をひとつ吐き出した。少年は男の背中の入れ墨に指を這わした。手の届く範囲を、下から上へと図柄をなぞっていく。
「遊ぶな」
「背中に絵があるのが悪い」
細い指は大きな般若の面に辿り着く。
「……消えないでね」
「一人にはしねえよ」
「この子に言っただけ」

素直じゃないとこも可愛くてよろしい。

06/24 03:18
back


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -