ジェットコースターが上っていく。首筋を冷たい汗が伝う。だが、シャツの上から別のぬめりとした何かを感じた。気付くと、八本の脚の生えた林檎が私の左腕に巻きついている。腕を締め付ける、そいつは遊園地のマスコットではない。
「林檎はお好きですか?」
瞬間、ジェットコースターは急降下した。

『吊り橋効果』
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -