大特価の苺が店の棚から消えた。客を見送り、店主は呟く。「今日もダメか」たこりんごは皿の上に重ならないように置かれ、動くなという指示に従っている。赤いマジックで何度も書き直された値段も虚しく、また彼らと蛍の光を聞いた。愛しい子を諭すように店主は言い渡す。
「明日は客の鞄に潜り込め」
『唯一の』
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