泣き顔が頭から離れない。歯を食いしばり、眉間に皺を寄せ、泣く。赤くなった目から涙がとめどなく落ちる。ぐしゃぐしゃの泣き顔だ。あの日のように、鼻をすする音が五月蝿い。海に叫び、星に語りかける、そんな人間が自然の中に感情を晒け出していく。為す術もないまま、私は地下深くに眠っている。
『黙って泣きやがれ』
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