大粒のイクラを眺めることから、子ライオンの朝は始まる。首に巻くイクラを選ぶため、一粒一粒に目を通すのだ。個々のイクラの気持ちを読み解く重要な作業だ。しかし、今日のイクラは一味違った。
「安全のため、パスワードが設定されています。同封した鮭のパスワードを確認し、半角英数字8文…」



『パスワードは2万通り』
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