きみに思い出してほしくて
月に吠えてた
ずっと鳴いてた

きみを傷つけてみたくて
爪を立てた
牙を剥いた

きみの泣き顔が見たくて
首を掴んだ
声を荒げた

きみを手に入れてみたくて
文字を刻んだ
髪を咥えた

きみの中に入りたくて
服を破いた
足を広げた

逃げないで お願い
泣いているのは

きみとお話がしたくて
きみの笑い顔が見たくて
きみの全てを知りたくて
きみと二人になりたくて
きみの隣に行きたくて

きみがいつでも恋しくて
それだけで
それだけなんだ

2019/02/23 17:13













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