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「おぉ〜由良さんはなかなか綺麗な方ですなぁ〜。」



『あ、えと・・・ありがとうございます?』



「何で疑問系なんだよ・・・・」


いや、なんとなくです


本当に。






色々あったが、なんとか山崎さんに化粧やらなんやらしてもらい
それらしくなったところで近藤さんのいる部屋へともどってきた。


「よし、それじゃあさっそくだが作戦を伝えたいと思う!。」


「みなさんはこのトランシーバーを持ってください。
                  あ、早瀬さんはこっちです。」



近藤さんの言葉に
山崎さんはみんなに通信手段としてトランシーバーを手渡した。


ちなみに俺は小型マイクに受信機。



「よし、作戦の最中はこれらで通信をしてもらう。」



おぉ、なんだか本当に調査っぽくなってきたな
心なしか好奇心というものが膨らみ、ワクワクしている俺。



なんか刑事者のドラマでよくあるじゃん?
あれには少し憧れていたふしがあるのだ。




「主な作戦はこうだ。由良さんに囮として、人通りのあまり少ない道を
   一人で歩いてもらう。それを俺たちで後をつけ、犯人の犯行を待つ。
              犯人が犯行に及び次第、その場でとらえろ。」


作戦の確認に、周りの空気はピリピリとしている。
あたりまえではあるがみんなの表情が真剣そのものになっているのだ。



「しかし、囮捜査といっても
犯人はおそらく何か特定の女性をさらっているわけではないようだ。
          犯人が都合よく由良さんを狙うとは思えない。
                  長期戦になるぞ!心してかかれ!!」




「「「「おぉ!!」」」」




なんだこの緊張感









超楽しい








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