「ででででも、今日一日キャバクラで働いてたんですか!?。」
めちゃくちゃにどもって銀ちゃんに詰め寄る新八は、いつもとなんか違うアル。
なんか変なもんでもくったか?
「うるせーヨ、何あせってるアルか・・・。」
少し軽蔑したような目を新八に向けると
「何って、キャバクラだよ?!キャバクラ!!水商売じゃないか!!」
新八は私の視線に屈することなく、こっちを向いて必死にまくし立てるアル。
「わかってるアル。アネゴと一緒ね。」
「そーだぞ、新八。お妙と一緒じゃねぇーかあせりすぎだろ・・・。」
「そ、そうですけど・・・なんか由良さんは違うって言うか・・・。」
新八はそう言ってなんともいえない表情を浮かべるアル。
なんか、顔が少し赤い気がするネ。
「・・・オイ、新八お前・・・。」
銀ちゃんがめんどくさそうな顔から
少し真剣な顔つきになって何か言おうとしたとき。
『すみません。着替えたんで急いでご飯作りますね。』
と、ふすまが開いて、まったくいつもと同じ格好の胸のない由良が現れたアル。
私は途切れた銀ちゃんの話が少し気になったけど
早くご飯が食べたいっていう気持ちのほうが大きかったから
あまり深く考えなかったヨ
「しゃーねぇなぁ〜いつもより時間おせぇーし、俺も手伝ってやるよ。」
銀ちゃんも改めて言う気がないのか、何事もなかったかのようにそう言って
ソファーをたって、由良と一緒に晩御飯の用意をし始めたアル。
「何、お前まだサラシ巻いてんの?胸あんのに苦しくねぇーわけ?。」
『余計なお世話ですよ。セクハラですか・・・。』
少し眉を寄せて見せる由良だけど、顔が少し赤いのが遠めでもわかったアル。
そんな二人を見ていて、ふと横にいた新八に目をむけると
少し遠くにいる二人の姿を悔しそうに見てたネ。
なんかよくわかんないアルなぁ〜
bkm