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『だ・・・大丈夫ですよ 入院すれば簡単に治りますから。』



「入院などしてる暇はない 荒療治で結構だからスグ治してくれ。」



なにやらこの人は本当に脳に異常があるのかもしれない・・・
ふとそんな事を思ってしまうくらいのバカさ加減に 今は少し安心する。




「しょうがねー兄ちゃんだな死んでもしらんよ。」




そこで銀さんと神楽が戻ってくる。




「神楽坂君 アレを用意したまえ。」



「わかんねーヨ。」



「いいから適当に用意しろっつってんだよ 殺すぞ神楽坂君。」




銀さんはムチャクチャな指示をだしてから再び桂さんに声をかける。



「じゃあとりあえずゼントゲンとるからこっち来て
            ゼントゲン?ゼントゲンって何だ長谷川君?。」



「しるかァァァ!!自分の言葉に責任もて!!」



ていうかホントにゼントゲンってなんだ・・・



「まァ アレだ病巣を叩く強力なマシーンだ とりあえずマシーンの中に入れ。」



そう言って銀さんの指のさす方向には



“神オムツ”と描かれた怪しげなダンボール箱を持った神楽がいた。




「どれがマシーン!?まさかアレかァァ!?」




それは最もな意見なのだが、
あたりまえだけど中々入ろうとしない桂さんにシビレをきかしたのか
神楽は強行突破にでた。



「いいから入れっっってんだヨ!!ほァたァァァ!!」





ガボォ





「ぐはっ」



持っていたダンボール箱を無理やり上から桂さんに被せたのだ。




「オラ今だ!しばらく退院できねー身体にしてやれェェ!!。」




えぇぇぇぇ〜・・・なんつームチャクチャな!!





そんな事を思っていると銀さんの体が白い巨体
もといエリザベスによって蹴飛ばされた。




「ぐェふ!!」





ズシャァァァ






飛ばされた銀さんはスゴイ勢いで床を滑っていった。







「!!」







そして






「銀時ィ!!」





「げっ」




「貴様ァ こんな所で何をしている!!。」










蹴飛ばされた衝撃でメガネが外れた銀さんはみごとにバレた・・・




そこでもう みんなどうにでもなれと思ったのか
いっせいに桂さんに跳びかかる。
ちなみに俺も



「桂さァァん!!何も言わずに入院してくださァァい!!。」




『そして俺は初対面ですがすみませーん!!』








「血迷ったか貴様ら!返り討ちにしてくれる!!」








みんな手にイスやら何やらもって診察室は乱闘状態。












ギャァァァ

      バキ

  ドコ    
ズド











「ちょっと誰?夜中にさわいで・・・」






そこに診察室の騒ぎを聞きつけたらしい婦長さんがやってくる。





「ギャァァァァ!!あんたら何してんのォォ!!」



















ガシャァァン
      
    ドゴォォン  







 
 


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bkm
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