まぁ・・・まぁ確かに?
お酒の入った袋をもってくれるのはコチラとしてはいいですよ?
でも、なんか・・・・
なんか・・・
怪しいくてしゃあない・・・・
パフェも食ったんだし、俺を送ってく理由なんてあるのか?
それとも何か裏があるのか・・・
そんなことばかりが俺の頭に渦巻く。
「おいっ、何俺のこと疑ってんでィ。」
『えっ ・・・なんで分かったんですか・・・。』
「由良の顔見てりゃあわかりまさァ。」
『・・・。』
しまったなぁ〜そんなに顔にでてたのか?
そんなことを思いながら自分の頬をつねったりしていると
ピタリ と、総悟が足を止めた。
『何?。』
総悟の視線をたどると
そこには木造の、まぁレトロな雑貨屋があった。
すると、総悟は無言でその店へと近寄り 何かを手に取った。
不思議に思った俺も、その店へと近づく
そして、総悟が手にもっている物を見て絶句した。
『くっ、首輪・・・?。』
そう、それは首輪だった。
本当に犬や猫がつけそうなシンプルな黒い首輪。
総悟はそれを手に持ったまま俺の顔をジロジロと見つめる。
嫌 イヤ いや さすがにそれはないだろう
いくら彼がドSでもね?
俺とは今日会ったばかりだよ?
いや、会ったばかりじゃなかったら良いのかと言うと
そう言うわけでもないわけだけども
さすがにナイでしょ・・・
つーか!なんでこの店そんな物売ってんだ!!
なんかもっとこうアンティークっぽいものとか売ってそうな店なんですけど。
「由良 コレ・・・」
『さっ、さすがに勘弁してください。』
素早く頭を下げると
「プッ」っと 噴出す声が聞こえた。
「なにやってんでさァ。冗談に決まってまさァ。」
頭を上げると総悟の嫌な顔が目にはいった。
なんか・・・
久しぶりにムカッて来た。
bkm