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頼んだイチゴパフェが席に来ると、総悟は無言でパフェを口に入れた。



なんか・・・こうしてれば普通にイケメンな青年なのになぁ


そんなことを思いながら頬杖をついて総悟を眺める。



「・・・人のことジロジロみやがって いったいなんでィ。」



どうやら俺の視線に不満を持ったらしい、総悟は少し眉を寄せた。



『いや、何もないですけど・・・。』



本当のことを言えばまた殴られそうなのでやめておく



「・・・そういえば、何で由良は俺に敬語使ってんでィ。」



『えっ・・・。』



んーそういや俺の方が年上だしね。
ていうか、逆に何で総悟は会った時から敬語をつかわんのか・・・



『別に意味は無いですけど・・・。』



「ちなみに俺が由良に敬語をつかわねぇのは敬ってねぇからでさァ。」



『ハハッ・・・』



言わなくっても見てたらわかるよ・・・


俺は苦笑いで総悟に返す。




それからしばしの沈黙



窓から外を見ていると少し眠たくなってきた頃
ガタッ と音がしたかと思うと総悟が席から立っていた。
どうやら食べ終わったらしい。



ようやく帰れるのかと思うと 少しホッとした。




「ありがとうございましたぁ〜」




会計をすませて 自動ドアを潜り抜けると
少し冷たい風が頬をうった。



「さてと・・・。」



おぉ、やっと帰ってくれるのか。
俺もこれでやっと静に帰れるよ。







「送ってってやりまさぁ。」








なぜなのか・・・



そんな少女マンガみたいな展開いらないです。



 


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bkm
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