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俺は、ココに来た時とは違う キレイな線で書かれた地図を
こんどは風に飛ばされないようにしっかりと持っていた。



『っと、ココを左にまがって・・・。』



分かりやすい地図のおかげでスムーズに道を歩いていると
大きな橋にかかったところでなにやら人だかりが出来ていた。


不思議に思った俺は人だかりの一番後ろの方にいるおじさんに聞いて見る事にした。



『あの、何かあったんですか?。』



「あぁ、今ココで引ったくりにあったんだと。最近多いらしいからなぁ・・・
                   おめぇも気をつけたほうがいいぜ。」



不適な笑みをうかべておじさんが言うもんだから
俺は苦笑いをうかべながらお礼を言って、その場をあとにした。



引ったくりねぇ・・・しょうもない事するやつもいるもんだ。


俺はのんきにそんな事を考えながら地図の通りに、道を歩いて行く。




そして歩くこと数分で目的のスーパーにたどり着くことが出来た。



スーパーに入ると、入り口前においてあるカゴを手にとり
お酒の置いてあるコーナーを探す。



キョロキョロと周りを見回しながら歩いていると
お酒コーナーという文字が見えた

案外すぐに見つかったな、と思いながらそこへと足を動かせる



頼まれたとおりのお酒を七本カゴにいれると
なるほど コレは確かに重い。

いくら普通よりは力があっても、俺はどっちかって言うとスピード派だし
何やかんや言っても結局は女なわけで。
重いもんは重い。


これは気合をいれんとな・・・


そんなことを思いながら
両手でカゴをしっかりと持ちながらレジへと向かった。



 


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bkm
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