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「で、まぁコレからの生活用品の事は後でかんがえるけど、
                  あんたの住むところはこの二階だよ。」



お登勢さんにそう言われ、お礼を言おうとした時




「えええええええぇぇぇぇ!!!?」




とてつもない大声を出して驚いたのは何故か新八君だった。



『なっ、何?大声出して・・・。』



「だっ、だって 二、二階って!?  おっ、お登勢さん!?。」



つまりにつまってそう言った新八君に、お登勢さんはタバコをくわえながら言った。



「何だい?文句あんのかい?。」



「いやっ、文句っていうか・・・そうだ!銀さんは!?
                 銀さんは良いって言ったんですか!?。」



だから銀さんって誰?



「ぃんや これから言いに行くのさ。」



タバコの煙を吐きながらお登勢さんはニヤリと口元に笑みをうかべる







事後報告ってやつっすね







「そっ、そんな!絶対無理って言いますよ!!。」



「家賃三ヶ月も滞納しといて、そんな拒否権アイツにあると思うかい?」



お登勢さんがそう言い切ると新八君は言葉につまった顔をした。



『あのさぁ、さっきから聴いてたら 何で新八君がそんなにあせってんの?。』



それは俺がずっと疑問に思ってたこと。彼はいったい何なのだろうか?
お登勢さんとも最初から知り合いだったみたいだし



「えっと、・・・それはそのぉ・・・。」



新八君はバツが悪そうに俺の顔を見た。



「新八はねぇ、この上の万事屋で働いてんだよ。」



なかなか口をわらない新八君のかわりにお登勢さんはそう言った。



そういえばこの店の二階と言えば万事屋銀ちゃんという看板があった


俺はそこの人と同居するってことか?



俺のそんな疑問を見据えてか、お登勢さんはまた口を開いた。



「あんたはその万事屋って所にこれから住んでもらうんだけど

そこには坂田 銀時って言う白髪天パの男と神楽って言う
怪力チャイナ娘がいんのさ
アンタにはそいつらと同居してもらうことになるけどいいかい?」



白髪天パに怪力チャイナ?


なんだかよく分からないが同居でも住まわしてもらえるなら何でもいいや



『そんなの俺は全然いいですよ。』



俺がそう言うとお登勢さんは笑みをうかべたが
新八君はなにやら顔が引きつっているようだ


口元ヒクついてるし



「まぁ、そう言うことだよ新八。」



「アキラメロヨ、クソメガネガ!。」



「んだとおォォォォ!?この猫耳年増女がァァァ!
       その猫耳取ってただの団地妻にしてやろうかァァ!!」






新八君も大変だよ・・・


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bkm
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