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そんなこんなで、長ったらしい前置きの後に分かったことだが
私は高校教師をしている。
それも男子校である。
ここでまぁ、私の働くこの学校のことを少し説明しておきたいと思う。
大川学園(男子校)
この学校、敷地が相当広く、驚くことに
中学、高校、大学とつながっているのである。
別に、中学はここでも違う高校に受験してもいいし、
高校から大学にいくのもまたしかりである。
高校からこの学園に入ってくる生徒もいるが、まぁごく少数だ。
そして全寮制であり、
風呂は大浴場にトイレも広いところに設けられてあり共通である。
ちなみに私もここの職員寮に住まわしてもらっている。
近くのアパートやマンションを借りるよりも断然こっちのほうがお得なのである。
値段も安く、部屋も広い。そして朝昼晩、と
食堂でおばちゃんのおいしいご飯にありつける。というわけである。
職員の待遇がなかなか良いので、採用試験の倍率はなかなか高かったのだが
なんと私は運の良いことにその争いを勝ち上がったのである。
そしてまぁ、私の担当するクラス、もとい担任となるクラス3−3。
ここの話も少ししておこうと思う。
正直言ってまだ会ったこともないので多く知っているわけじゃない。
あてにならない噂話ばかりかき集めたものである。
一つ目は相当なお馬鹿クラスということ、
そして何故か優秀な成績の者ばかりが集まった特進クラスの1組と相当仲が悪いらしい。
まぁ、いつの時代もバカとエリートは相容れない存在のようだ。
そして二つ目、男子校ということも災いしてか柄の悪いやつが多いということ。
しかし、そのへんは私はあまり気にしていない。
所詮餓鬼だからだ。
まぁ、5つほどしか歳の離れていない私が言えることでもないかもしれないが・・・
とにかく。そういう学校である。
そろそろ教室にも着くので。
ここでこの学校についての説明を終わりたいと思う。
所詮は人から聞いた話なのであてになるものなど一つもない。
これから私の眼に映るものが全てである。
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